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「刑事モース」制作のきっかけになったデクスター翁の短編と新聞連載作品について

いよいよ来週11/23(土)からBSプレミアムで「主任警部モース」始まりますね^^。 1987年~2000年放送「主任警部モース」と2012年~放送中「刑事モース」の関係がよく分かるこちらの動画、事前にBSで流してくれたらいいな、と思うんですけど。 メイキング映像 'Creating "Endeavour"'(「『刑事モース』ができるまで」)

ただこの映像、ちょっと編集のせいで若モースのドラマを脚本家さんとプロデューサーさんが作ろうと思いついたきっかけのデクスター翁原作が短編一作みたいになってしまっていて、実際は、老モースの短編「モース警部、最大の事件」と、モースが学生の頃を当時の友人が回想した新聞連載と、二作がきっかけになっているようで。

モース警部、最大の事件」はハヤカワ・ミステリで読める短編で、上の映像の中でもデクスター翁と脚本家ルイス氏が、モースの隠れた寛容な広い心が表れた作品と言っておられますが、確かにいつも気難しい^^;老モースの優しい面が出ていて。 モースが好きな作家チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』を思わせるクリスマスエピにもなっていて、こういうモースの普段あまり外からは分からない優しい側面を、若モースのキャラクターを作る時にベースにしたのかな、と想像しています。若モース、子どもや子どもを亡くした親といった人たちに優しいですもんね^^。 若い頃のモースをドラマにしよう、というきっかけになったデクスター翁の新聞連載の作品は、

Morse And The Mystery Of The Drunken Driver (「モースと酔っ払い運転手の謎」(2008))

という短編です。 翻訳されていないので、ざっと説明すると、モースはもう亡くなっているのですが、モースの刑事時代の功績に敬意を表した冊子が作られることになり、そこに、オクスフォード大学ロンズデールコレッジ古典専攻の2年生だった頃の学生モースと同じコレッジで同じ下宿に住んでいた旧友フィリップが、当時を振り返った思い出話を寄稿するという形になっています。 短編なのですが、そこはデクスター翁、事件に関する話が二転三転するので、最初読んだ時は何の話かさっぱり分からず^^;。いやーややこしいです。 モースが下宿先の管理人夫婦が直面した困った状況に同情して、いろいろと友人フィリップにも嘘を言ったりもしつつ解決してあげるんですけど、やっぱり自分のことよりも相手のことを思いやる優しさが出ていて。学生モースもいいなーと^^。 あと、下宿先での事件と平行して、学生モースが"Pagan"と呼ばれていたこと、2年生の時の試験では優秀な成績を収めていたこと、恋人と別れ話が進んでいたこと、最終学年の試験は受けずに大学を去ったこと、など、モースの学生時代の詳細もちらちら見えてくるようになっています。ただ、老モースのドラマ版、若モースのドラマ版、どれとも原作は違っているところがあって(たとえばスーザンがサリーになってたり)、原作ではこういう設定なんだなーと読むと面白いかな、と思います。
学生モースが登場するのは、ドラマも原作も含めてこれだけだと思うので、日本で翻訳が出るといいなぁ。ミステリ・マガジンさんとか、出してくれないかな♪


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4 Comments

kyohae  

こんにちは

デクスター翁と原作本の紹介ありがとうございます。今、老モースを録画視聴中です。Suzyさんが紹介してくださったので、パイロット版で登場するアレックスやS3E1に登場するトニーの回は若モースの放送を思い出しながら、2倍楽しく観ました!老モースの登場人物を若モースでも登場させるとは脚本家ルイス氏素晴らしいですね。
若モースを見てから英国ミステリーにだんだんはまりCS放送チェックしています。
今週のフォイルにはロジャーさんとアントンさんが出演されてびっくりしました。「このドラマにあの人が!」と発見するのも楽しいです。

  • 2019/11/20 (Wed) 11:40
  • REPLY
スージー(Suzy)

Suzy  

若モースとのつながり発見が楽しいですよね♪

> kyohaeさん

老モース、AXNミステリーで放送中に加えて、今週末からはBSでも始まるのでスゴイですね^^。
若モースといろんなところでつながってるので、ぜひこれからも発見なさってください♪

特定のエピではないのですが、老モースを演じられた故ジョン・ソー氏は子供の頃に足をくじかれたとかで少し右足が不自由で、主任警部を見てると、特に走ってるシーンとか老モースの右足の動きがぎごちないところがあり。それで、若モースで脚本家さんが作ったエピが、S1E4"Home"の最後で若モースが右足を撃たれる場面で。医師に「年を取ると影響が出てきますよ」と言われてるのが、まさにそのことで。

刑事フォイルにロジャーさんアントンさん出られてましたね、あまりにいい役ではないですが^^;。
これからの主任警部エピに、フォイル役のマイケル・キッチンさん、あと、なんとロジャー・アラムさんもご出演なので、お楽しみに^^。

kyohae  

「HOME」では撃たれた後、危篤の父親の元に駆け付けるために応急処置しかできなかったんですよね。翌朝、一晩中車の中で待っていてくれたサーズデイとモースが雪景色の中で短く会話するシーンはとても素敵でした。老モースに繋がるエピソード紹介ありがとうございました。

若モースS7の撮影が終わったようで、早く観たいです!残念ながら英語字幕だけでは半分も内容が理解できないのですが。。。

今日見かけたストレンジ貫禄たっぷりでびっくりしました。前作より出世したんでしょうか??たしかSean Rigbyさん、実際はショーン君より若いですよね。SeanとShaunカタカナではショーンと同じ表記ですが実際の発音もそうですか?
だとしたら、不便だから、撮影後も役柄のジムとモースと呼び合うのかな??と想像して楽しんでます。

この二人のコンビ大好きですが、老モースでは上司と部下の距離があって少し寂しいです。

  • 2019/11/21 (Thu) 09:08
  • REPLY
スージー(Suzy)

Suzy  

主任警部のストレンジらしくなってきましたね^^

> kyohaeさん

今朝のストレンジそのまんまの格好のショーンさんはインパクトありましたね^^;。
前回のS6ではカウリー署の面々がそれぞれキツイ立場になった中で、ストレンジは出世街道まっしぐらという感じで。だんだんと主任警部のストレンジっぽい見た目にもなってきた気がします^^。

そうです、発音はどちらもショーンです。
確かショーン君の方が8つくらい年上だったような?
インタビューでは、ストレンジ役のショーン・リグビーさんはショーン君のことをショーンと呼んでますが、ショーン君がショーンさんのこと呼んでるシーンはあんまり記憶にないような^^;。でも、ショーンって呼んでそうな気がします、ロジャーさんのことはロッジと呼んだりも♪

S7では、カウリー署の皆がまた同じ場所で仕事すると思うので、早く皆の関係がどうなるのか見てみたいですね^^。